コラム特殊造型で作る擬岩パネルの利用法とは

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2018-10-31|

擬岩パネルについて
擬岩パネルについて
擬岩は、昭和6年に上野動物園に出来たサル山から始まりました。
それから、動物園や水族館などでモルタル擬岩が多く使われるようになったのです。
1983年には東京ディズニーランドの建設が始まり、新しい技術が導入され現在のテーマパークで使用されているモルタル擬岩が本格的にスタートしました。
擬岩パネルが注目を集めるようになったのは、1997年です。
1997年に新潟県中魚沼郡中里村にある七ツ釜天然記念物柱状摂理の復元工事に、モルタル擬岩では表現できなかった自然岩の風情や凹凸のあるモルタル擬岩が採用されました。
擬岩パネルにはコンクリートに負けない強度や耐久性があります。
本物の岩を置くことができない場合は、擬岩パネルを活用してみてはいかがでしょうか。

様々な場所で活躍する擬岩パネル
様々な場所で活躍する擬岩パネル
本物の岩を置くためには、土木工事が必要です。
大掛かりな工事となるため、本物の岩を置くことができないことも少なくありません。
さらに、近年では災害対策に力を入れているため、景観よりも機能性が重視されます。
自然環境の保護や周辺との調和など、動物園や水族館、テーマパークなどの施設には景観に対する配慮が求められる時代であるため、これまでのモルタル擬岩はない機能を兼ねた新素材や新工法が必要になりました。
そこで登場したのが、特殊造型の技術が用いられた擬岩パネルです。
現代の擬岩パネルは本物そっくりの見た目と、機能性を兼ね備えています。
特殊造型の技術が用いられた擬岩パネルは、動物園や水族館、テーマパーク以外にも様々な場所で使われています。
例えば、洞窟風呂です。
温泉などは様々な人が利用するため、安全性が重視されます。
本物の岩が崩れたりすると大事故につながる可能性がありますが、擬岩パネルであればFRPやウレタン、スチロールなど使用場所に適切な素材を使って作成するため、安全です。
FRPの擬岩パネルは腐食や苔を再現できたり、モルタル擬岩とFRP擬岩を組み合わせれば、本物そっくりに仕上げることができます。
特殊造型で作られた擬岩パネルを活用してみてはいかがでしょうか。

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zeppet

 

2018-10-31|
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