肌の弱い人に特殊メイクを施す時の注意点

肌の弱い人に特殊メイクを施す時の注意点

ゾンビになるのも楽じゃない…特殊メイクはお肌の大敵?

ここ数年は、ハロウィーンのイベントをきっかけに、見よう見まねでリアルな「傷」を作ってゾンビに扮したりと、気軽に特殊メイクを楽しむ人が増えました。
こうした現象は、プロだけのものであった特殊メイクのイメージを覆す画期的な現象なのかも知れません。
しかし中には、特殊メイク用アイテムが原因で、かゆみやかぶれ、湿疹などの肌トラブルを起こしたという人もいるようです。
特殊造形の一つである本格的な特殊メイクは、プロが専用のツールや技法を用いてイメージを表現することが目的です。
その効果を優先するためには、人体に刺激の強い成分が含まれていたり、長時間の使用でかゆみやかぶれなどの影響が出る製品を使うこともやむを得ない場合があります。
現在は、肌の弱い人でもかゆみやかぶれなどの肌トラブルを起こしにくい原料や基剤の開発が進み、安全性、使用性が格段に向上した特殊メイク用化粧品や接着剤が数多く発売されるようになりました。
肌の感受性は人それぞれに違うため、トラブルを完全に防ぐことは今も困難ですが、正しい知識と最新情報を把握しておくことはトラブルを最小限に抑えることに役立ちます。

 

ゾンビになるのも楽じゃない…特殊メイクはお肌の大敵?

 

特殊メイクから肌を守る新基剤やシールド材

特殊メイクでは一般に、ラテックスやシリコーンの製作物を肌に密着させて保持するためには、有機溶剤系の接着剤が不可欠というのが常識でした。
そして特殊メイクでの肌のかゆみやトラブルの多くは、この接着剤が原因です。
特殊メイク用接着剤が使われるシーンとしては、付けヒゲやかつら、つけまつげなどを固定したり、シリコーン製マスクを装着するときなどで、時代劇や舞台演劇、映画、ドラマなどでは当たり前のように使用されていますが、有機溶剤系接着剤は人体への刺激が強く、肌にストレスを与える点が長らく問題視されていました。
そこで近年は、接着剤の基剤として従来の有機溶剤や松ヤニなどのほかに、シリコーンなどをベースとした安全性重視の新製品が登場し、注目を集めています。
これらの素材は特殊メイクだけでなく特殊造形全般に広く使われています。
また、クリームやスプレーなどのシールド材は、特殊メイクの材料や接着剤の肌への浸透をブロックし、影響を最小限に抑えて肌を守ります。
肌の弱い人だけでなく、特殊メイクを頻繁に行う人は、こうしたアイテムを適宜取り入れながら自分の肌に合うものを選択することが、有効な自衛手段と言えるでしょう。
もともと舞台用に開発されたドーランなどのメイクアップ用品や接着剤は、表現や効果を優先するために、肌にやさしいとは言い難い部分がありました。
しかも場合によっては、長期に渡って特殊メイクを繰り返し行なったり、特殊メイクを長時間したままで拘束されたりと、役者にとっては苦行を強いられる経験としてよく語られたものです。
しかし近年は幸いなことに、基剤の開発や改良が重ねられ、低刺激性の特殊メイク用アイテムが次々と商品化されています。
特殊メイクは、肌の強い・弱いに関わらず、誰もが基剤やフォーミュラにもこだわってじっくり選ぶ時代に入ったと言えるでしょう。

特殊メイクから肌を守る新基剤やシールド材

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